ブログ・お知らせ

Oasis79.7 ウチいち!~カポック~

カポック(シェフレラ)
科・属 ウコギ科シェフレラ属
原産国 中国南部・台湾
ホームセンター・100円ショップなどでも見かけられるカポック(シェフレラ)。温度や湿度・日当たりをあまり気にしなくても生育してくれるので、初心者にもおすすめの観葉植物。
カポック(シェフレラ)は、ウコギ科のシェフレラ属に分類される植物。熱帯から温帯が原産で、主に台湾から中国南部に約600種類あります。
本来のカポックとは、パンヤノキという別の種のことですが、葉の形がパンヤノキに似ていることからカポック(シェフレラ)として流通しています。

育て方
レースのカーテン越しに置くなど、直射日光があたらない柔らかい日差しが差し込むような場所に置いてあげましょう。
カポック(シェフレラ)は暗いところでも育ちますが、日光に当てた方が元気に育つため、定期的に日に当ててあげてください。日光が当たらないと枝が弱々しく育ち、見た目が悪くなってしまいます。さらに、葉が枯れてしまうことも多いです。
カポック(シェフレラ)は風通しが良い場所を好みますが、エアコンなどの風が直接あたるのもよくありません。葉が傷む可能性もあるためエアコンの風が直接当たらないような場所に置いてあげてください。
水やり
土の表面が乾燥したら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをします。この時、受け皿に溜まった水は必ず捨てるようにしてください。根腐れや害虫の発生原因になる時があります。
葉水
葉水は乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。特に冬場はエアコンなどの暖房でも乾燥するので、葉水は重要です。
肥料
カポック(シェフレラ)は基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。冬場の休眠期に肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回、または緩効性の置き肥を与えてください。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
害虫
カポック(シェフレラ)はハダニやカイガラムシに注意。特にアブラムシが新芽に発生しやすいので、風通しを良くし、定期的に葉水を行うようにしましょう。カポック(シェフレラ)が健康であれば病害虫は発生しにくくなります。
2023年12月12日 佐藤園芸