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【コラム】美しい葉模様に魅了される「個性派観葉植物」

 「お部屋にちょっと個性的でおしゃれなグリーンを置きたい」という方におすすめなのが、葉の模様や質感に特化した観葉植物です。

 今回は、サトイモ科の「アロカシア・シルバードラゴン」「フィロデンドロン・バーキン」をご紹介します。
どちらも一株置くだけでお部屋の雰囲気を一変させてくれる存在感抜群の植物です。


竜の鱗を思わせる重厚感。シルバーに輝く銀葉「アロカシア・シルバードラゴン」

アロカシア・シルバードラゴン

【基本情報】

  • 学名: Alocasia baginda ‘Silver Dragon’
  • 科名・属名: サトイモ科アロカシア属
  • 原産地: ボルネオ島(熱帯アジア)
  • 花言葉: 「復縁」「仲直り」「変動」

 竜の鱗(ウロコ)を思わせる立体的な葉の質感と、シルバーグリーンの妖艶な色合いが目を引く観葉植物。
 アロカシアの中でもコンパクトに収まる小型の品種(ジュエル・アロカシア)で、お部屋のインテリアグリーンとして非常に人気。
 厚みのある葉には深い筋が走り、まるで金属かサテン生地のような独特の光沢感を持ちます。一株置くだけで空間をモダンで洗練された雰囲気に変えてくれる、植物好きにはたまらない一品です。

  • 1. 置き場所:直射日光を避けた「明るい日陰」・・・自生地である熱帯雨林の林床環境に合わせ、直射日光を避けたレースカーテン越しの光が当たる場所が最適。強い日差しは葉焼けの原因になります。また、風通しの良さを好みますが、エアコンの風が直接当たる場所は乾燥で葉が痛むため避けましょう。
  • 2. 水やり:メリハリと「空気中の湿度」がカギ・・・根茎に水分を蓄える性質があるため、常に土が湿っていると根腐れを起こしやすくなります。水やりは「土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと」与えます。一方で、高湿度を好むため、こまめに葉水をして空気中の湿度を保つと、綺麗な葉ツヤを維持でき、ハダニなどの病害虫予防にも効果的です。
  • 3. 冬越し:15℃以上をキープして休眠に備える・・・熱帯原産のため寒さには弱く、10℃を下回ると成長が止まり、葉を落として休眠状態に入ることがあります。秋以降は室内の暖かい場所へ移動させ、冬場は水やりの回数を減らして乾かし気味に管理するのが越冬のコツ。

一葉ごとに表情が変わる!繊細な斑入りが美しい「フィロデンドロン・バーキン」

フィロデンドロン・バーキン

【基本情報】

  • 学名: Philodendron ‘Birkin’
  • 科名・属名: サトイモ科フィロデンドロン属
  • 原産地: 中南米(熱帯アメリカ)
  • 花言葉: 「華やかな明るさ」「壮大な美」

 深みのあるダークグリーンの葉に、まるで手描きしたかのような美しい白い細線(斑)がすっきりと入る人気種です。
 新芽の時期ほど白い斑が多く入り、成長するにつれて緑色が濃くなっていくグラデーションの変化を楽しめるのも大きな魅力です。

  • 1. 置き場所:風通しの良い「明るい半日陰」・・・自生地が熱帯アメリカのジャングルの木陰のため、強い直射日光に当たると綺麗な葉が葉焼けを起こしてしまいます。レースカーテン越しの柔らかい光が当たる場所が最適です。また、美しい白色の斑(ストライプ)をきれいに維持するためにも適度な明るさが必要になります。エアコンの風が直接当たると乾燥で葉が傷むため避けましょう。
  • 2. 水やり:土が乾いてからの「メリハリ」と「葉水」・・・フィロデンドロンの中では比較的乾燥に強いタイプですが、常に土が湿ったままだと根腐れの原因になります。水やりは「土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るまでたっぷりと」与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。一方で、高い湿度を好むため、年間を通してこまめに葉水をしてあげることで、葉のツヤを保ち、ハダニなどの病害虫予防にも繋がります。
  • 3. 冬越し:10℃以上を保ち、乾かし気味に管理・・・熱帯原産のため寒さはやや苦手です。秋以降、肌寒くなってきたら室内の暖かい場所へ移動させ、できれば10℃以上(最低でも5℃以上)をキープします。冬場は成長が緩やかになるため、水やりの頻度を減らし、土が乾いてから数日置いてから与えるくらい「乾かし気味」に管理するのが越冬のコツ。

2つの育て方の共通点と違い

  • 共通するポイント(置き場所・湿度)
    • 置き場所: どちらも直射日光を避けた「レースカーテン越しの明るい日陰」がベスト。
    • 葉水: 高湿度を好むため、こまめに葉水をする点はまったく同じ。
  • 少しだけ違うポイント(難易度の差)
    • 水やり(アロカシアの方が慎重に):アロカシア・シルバードラゴンは根茎(芋)に水を溜めるため、水のやりすぎによる根腐れを起こしやすいです。バーキンよりも「土をしっかり乾かしてから水を与える」メリハリを意識する必要があります。
    • 耐寒性(アロカシアの方が寒さに弱い):バーキンは10℃前後でも耐えますが、シルバードラゴンは15℃を下回ると休眠状態に入りやすく、葉を落とすことがあります。冬場はシルバードラゴンをより暖かい場所に置くのがコツです。

 どちらも同じサトイモ科のため「明るい日陰・こまめな葉水・メリハリのある水やり」という基本は共通しています。強いて言えば、アロカシア・シルバードラゴンの方が少し寒がりで、水控えめを好むと覚えておくと失敗なく育てられます。

 アロカシアやフィロデンドロンをはじめとするサトイモ科の植物は、葉や樹液に「シュウ酸カルシウム」という成分を含んでいます。ペットが誤って噛んだり食べてしまったりすると、口の中の痺れや体調不良の原因となることがあります。ペットの届かない高めのラックに置くか、ハンギングなどで工夫して飾るのがおすすめです。


 どちらも室内インテリアのアクセントとして活躍してくれる個性豊かなグリーンです。
 「自分の部屋の環境で育てられるかな?」「置く場所に合わせた鉢も一緒に選びたい」など、育て方や管理方法で気になることがございましたら、スタッフまでお気軽にお声がけください。


2026年8月27日 佐藤園芸

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