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Oasis79.7 ウチいち!-ピーカンナッツ-

ピーカンナッツとは

 ピーカンナッツは、クルミ科ペカン属のヒッコリーという木から採取できる木のみの一種。ヒッコリーは別名「バターの木」とも呼ばれており、脂肪分が豊富なナッツが採れるという特徴を持っています。ピーカンナッツは、全体の70%以上が脂肪分でできており、貴重な栄養源として、また栄養価の面でも注目されています。

 英語表記では「pecan nuts」なので、日本では「ピーカンナッツ」とも「ペカンナッツ」とも呼ばれています。

 実生苗では植え付けてから実をつけるまで6~10年程度かかりますが、接木苗では1年目に開花しています。開花は3月頃。雌雄同株ですが、自家受粉はほぼしないため1本では実が成りにくいので、2本以上を近くに植えて受粉させてください。

クルミとピーカンナッツの違い

 ピーカンナッツはクルミの仲間ですが、下表のような違いがあります。

ピーカンナッツクルミ
原産国北アメリカ古代ペルシャ(現在のイラン)を中心とした西アジアのカスピ海周辺地域
細長い形をしていて、カラの表面に光沢があり、ツルツル。硬くなく、手で剥くこともできます。丸くてごつごつしていて、カラが非常に硬く、専用の機械を使って中身を出します。
クルミと比べると味に渋み、苦みが少く、甘みとコクがあり、食感は柔らかめで、サクサクしている少し独特の渋味、苦みとコクがあり、少しクリーミーな食感が特徴。
栄養価ピーカンナッツの方が、くるみよりもカロリーと糖質が高め。また、ピーカンナッツには、食物繊維と不飽和脂肪酸、ビタミンE等の栄養が多く含まれているのが特徴。不飽和脂肪酸は、生活習慣病予防やエイジングケアの効果があり、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるといった効果が期待できます。オメガ3脂肪酸がナッツ類で最も多く含まれています。
オメガ3脂肪酸は、細胞膜の構成要素のひとつであり、体の調整物質のひとつで、動脈硬化を防ぎ、コレステロール値、中性脂肪値を下げるなど、生活習慣病予防に効果・効能が発揮されるといわれています。

育て方

 風通しと日当たりの良い場所に、またピーカンナッツはとても大きく育つので、大きくなることを加味して植える場所を考えてあげてください。日陰では生育不良になってしまうので注意しましょう。
 土は水はけのよい土壌で植えてあげてください。水はけが悪いと根腐りを起こしてしまうので注意してください。また、ピーカンナッツは深く根を張る性質のため、土壌の深さ60cm以上を目安にしてください。プランターで育てる場合も、深鉢を使用してあげましょう。
 根が浅く乾燥しやすいので、土の表面が乾いたらすぐに水やりを行いましょう。特に、植え付け直後は、根が活着するまで、こまめな水やりが必要です。プランターで育てる場合は、土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり水をあげてください。
 肥料は、 植え付け時に元肥として緩効性肥料、その後は生育を見ながら、2~3ヶ月に1回程度、追肥として液体肥料を与えます。肥料の量は、ピーカンナッツの木の大きさや生育状況に合わせて調整してください。肥料の与えすぎは、根を傷める原因になるので注意が必要です。

出演:高橋

2025年4月15日 佐藤園芸

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