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Oasis79.7 ウチいち!~多肉植物~
多肉植物を育てる上で覚えていただきたい大切なポイント!
生育型に合わせて管理をする
多肉植物には生育型というものがあり、生育期に合わせて管理することで、丈夫にすくすく生長してくれます。
生育型とは、どの時期に活発に成長する生育期を迎えるかによってわけた分類のことで、代表的な多肉植物はそれぞれ下の表のような生育型に属しています。
春秋型 | エケベリア/セダム/ハオルチア/グラプトペタルム/パキフィツム ほか |
夏型 | アガベ/カランコエ/クラッスラの一部品種/ユーフォルビア ほか |
冬型 | コノフィツム/リトープス/アエオニウム/クラッスラの一部品種 ほか |
多肉植物の育て方では【生育期にお世話をする/休眠期は放置する】というのが基本!
多肉植物で失敗する原因は、だいたい水やりか休眠期の過ごし方なので、まずはこれをしっかり守りましょう。
また、多肉植物の寄植えを作る時にも、生育型を合わせて作ると「生育型の管理の違いによって枯れてしまう」ということがなく、元気に生育してくれます。
水やりの頻度
多肉植物の水やりは、生育期は葉っぱがシワシワになったら、鉢底から流れ出るまでたっぷりあげてください。休眠期は断水か月1回というのを目安にしてください。
植物の水やりの目安は「土が乾いたら」といいますが、多肉植物は葉の部分に水分をたくさん溜めているので、普通の目安で水やりを行うと、根腐れしてしまうので要注意!
多肉植物は水の少ない環境でも生育できるように進化をしてきた植物なので、育てる時に手をかけすぎてはよくありません。
また、春から秋は葉の隙間に水が入り込むと蒸れで弱る原因になるため、土にだけ水やりをするのがコツ!植物全般に言えますが、夏の暑い時期は朝夕の涼しい時間帯に水やりすると、負荷なく水を吸収してくれます。
休眠期は断水か低頻度にすることで、寒さに強くなります。秋口など季節の変わり目からだんだん頻度を落としていくようにしてあげてください。
春夏型 | 気温30℃以上の夏と、気温10℃以下の冬は断水 |
夏型 | 気温10℃以下の冬は断水 |
冬型 | 気温30℃以上の夏は断水 |
置き場所
多肉植物の置き場所の基本は【日当たりと風通しの良い場所】
【日当たりのいい場所】
日光不足になると、茎が間延びしたりヒョロヒョロと葉が少なく茎だけ伸びる、徒長状態になってしまうので、必ず日当たりのいい場所に置いてあげましょう。
多肉植物を元気に丈夫に育てたい!という方は生育型に関わらず、春と秋は屋外の日向、夏は屋外の明るい日陰、冬は室内の窓際に置いてあげてください。
多肉植物を簡単に楽しみたい、という方には室内管理がオススメ!
室内で育てる場合は、1年中窓際の日光が当たる場所に置いてあげましょう。そうすると、季節ごとに移動することなく簡単に育てられます。(その際、真夏の直射日光は避けてあげてください。葉焼けの原因になります。)
【風通しのいい場所】
風通しの良い場所に置く理由は3つあります。
①生長を促進できる ②根腐れが起きにくくなる ③土にカビが発生しにくくなる
ただし、エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。植物の水分が必要な水分よりも多く蒸散してしまうなどの、ストレスを感じてうまく生育してくれないので注意して下さい。
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2024年9月3日 佐藤園芸